アンケート結果

code_002

組織・団体名 アウトドアチャレンジ岩手県実行委員会
所在地 〒020-0196
岩手県盛岡市みたけ三丁目38-20岩手県青少年会館内
特定非営利活動法人岩手県レクリエーション協会内
設立年月 2011/7
TEL/FAX 019-647-7413/019-647-9211
HP なし
アンケート記入日 2015/2/5

活動報告

メンタルヘルス支援活動を開始した時期を教えてください。(選択制) 発災1ヶ月後〜半年の間
メンタルヘルス支援活動の頻度を教えてください。
(選択制)
年間1〜3回
メンタルヘルス支援活動を終了した時期を教えてください。(選択制) 現在も続けている
メンタルヘルス支援の支援対象者・活動場所について教えてください。 支援の対象としている年代(選択制) 小学生(6〜12歳)
支援対象者の属性
(選択制)
幼児・児童・生徒・学生
活動場所(選択制) その他(国立岩手山青少年交流の家および馬っこパーク・いわて 他)
【具体的な内容】
被災地の小学4〜6年生を岩手山のふもとで活動させる
メンタルヘルス支援活動に関わっているメンバーの構成を教えてください。
(選択制)
保健師,臨床心理士,看護師,幼児・児童・生徒・学生,主婦・主夫,その他(医師(小児科)、レクリエーション指導者、ボーイスカウト指導者 他)
【具体的な内容】 岩手県内の野外活動団体で構成し、県内外の大学の協力を得て、スタッフは事前にグリーフケアの研修を受講してから活動する。
東日本大震災における貴団体のメンタルヘルス支援の活動地域を教えてください。(選択制) 岩手:大船渡市,釜石市,滝沢市,大槌町
貴団体のメンタルヘルス支援活動について教えてください。 活動内容を教えてください 被災地域の子どもたちに対して野外体験活動を主とした価値ある体験活動を提供し、心のケアを進めながら生きる力を育成し、未来に夢を持てる子どもたちの育成に資する。秋及び冬の年2回、釜石市・大槌町・大船渡市から希望者(小学4年生〜6年生)を募り、貸し切りバス2台で会場の国立岩手山青少年交流の家まで送迎し2泊3日の舎営を実施。震災後の2年間は夏のキャンプも実施し、年3回の岩手山青少年交流の家でのプログラムと被災地2ヶ所で日帰りの家族ぐるみプロジェクトを実施。子どもの心の状況に注意深く対処しながら各種体験プログラムを実施し、心と体をリフレッシュさせる。グループリーダー(大学生)を中心に班活動をすることでコミュニケーション能力を育成するとともに各自の生活能力を高める。
活動詳細(選択制) 普及啓発,人材育成,研修会・セミナー,普及啓発人材派遣,レクリエーションなどのサロン活動
支援活動の特徴を教えて
ください
被災地では、校庭も仮設住宅でふさがってしまうなど、十分な体験活動ができない生活を余儀なくされているうえ、復興のために必要以上の我慢を強いられている。特に「天真爛漫」を本望とする子どもたちは、つらい思いをしているので、体験の機会と場を拡充し提供する必要があり、また、深い悲しみと喪失感により、子どもたちの症状もさまざまであり、回復には時間を要することから、被災直後から始めた「国立岩手山青少年交流の家」を主会場とする活動はこれからも継続していく必要を強く感じている。活動は、岩手県・釜石市・大槌町・大船渡市それぞれの教育委員会の講演をいただき、野外活動主体の各団体による実行委員会体制で、各団体が得意とする体験活動の分野を担当し、子どもたちが主に自然体験・生活体験をを直接体験する機会をしている。スタッフは、事前にグリーフケアについての研修(講師:臨床心理士・大学教授・小児科医師等)を受講してから活動している。
支援活動の成果を教えて
ください。
  1. グループリーダーの学生ボランティアの多くは、秋編と冬編と連続して参加しており、子どもたちの体験活動の重要性を直接実感することができた。
  2. 本活動で、被災地の人々の「心の復興」に貢献することができた。
  3. アンケート分析評価(教育効果の検証)は、IKRによる効果測定で本活動における「生きる力」の教育効果は「グリーフケア」を含めて大きい。当委員会独自のアンケートによる効果測定では、肯定的回答が多く、実行委員会が望む回答となっている。プログラムでは、楽しい活動として「馬っこパーク」での乗馬体験や動物とのふれあい体験が大人気である。
  4. 活動運営評価は、実行委員会が中心となり企画運営する仕組みがうまく働いた。それぞれの団体が担当プログラムを責任持って実施し、子どもたちが自然体験・生活体験等を直接体験する機会となった。
  5. 事前のグリーフケア研修で、臨床心理士より学生ボランティアやスタッフが基礎編に加えて応用編として演習を取り入れ、場を想定したコミュニケーションの方法を学んだことにより、子どもたちに安心と自信をもたらす活動ができた。
貴団体が行った支援活動の中で世界に広く共有したいと思うことがあれば教えてください。 記載無し
貴団体のメンタルヘルス支援活動の課題・問題点を教えて
ください。
  1. 構成団体の各々の活動時期と重なるため、一番効果があると思われる夏休み期間中に活動できないのが問題点である。
  2. 毎年、活動資金の調達に悩んでいる。特に、今年度より、参加者送迎の貸切バス運賃が大幅に値上げになったことも、活動資金不足の要因となっている。(今では、ボーイスカウト日本連盟、岩手県や国立青少年教育振興機構の事業として、民間の寄付金をいただきながら活動を実施)
貴団体が考える被災地域全体のメンタルヘルス支援活動の
課題・問題点を教えてください。
本活動では宿泊食事代の一部負担員として、子どもたちから参加費を、2泊3日で、3,500円を徴求しているが、参加費徴収が妥当なのか、被災地の子供たちの貧困家庭問題等で、毎回悩んでおります。

回り込み解除