アンケート結果

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組織・団体名 岩手県立宮古水産高等学校
所在地 〒027-0024
岩手県宮古市磯鶏三丁目9-1
設立年月 1895/10
TEL/FAX 0193-62-1430/0193-64-5568
HP http://www2.iwate-ed.jp/myf-h/
アンケート記入日 2014/12/25

活動報告

メンタルヘルス支援活動を開始した時期を教えてください。(選択制) 発災2年後〜3年の間
メンタルヘルス支援活動の頻度を教えてください。
(選択制)
年に1〜3回
メンタルヘルス支援活動を終了した時期を教えてください。(選択制) 現在も続けている
メンタルヘルス支援の支援対象者・活動場所について教えてください。 支援の対象としている年代(選択制) 高校生相当(15〜18歳)
支援対象者の属性
(選択制)
幼児・児童・生徒・学生,教職員
活動場所(選択制) 中学校,高等学校
【具体的な内容】
記載なし
メンタルヘルス支援活動に関わっているメンバーの構成を教えてください。
(選択制)
職員,その他(スクールカウンセラー)
【具体的な内容】 記載無し
東日本大震災における貴団体のメンタルヘルス支援の活動地域を教えてください。(選択制) 岩手:宮古市
貴団体のメンタルヘルス支援活動について教えてください。 活動内容を教えてください
  1. 震災によって心的外傷(ストレス)をもつ生徒に対しての対応。
  2. 震災時の状況と生徒の思い、心境などを話してもらう。
  3. 現在の心の状態、悩み、ストレスなどについて話してもらう。
  4. 震災時と現在までの経緯(精神的、時間的など)を話してもらう。
  5. スクール・カウンセラー、支援員、職員等で話を傾聴する。
  6. 悩み事、相談したいこと、抱えているストレスなどを、できるだけ話しやすい環境と状態にするため、個人での相談を重視している。
活動詳細(選択制) 傾聴,受診推奨,不穏対応,心理検査
支援活動の特徴を教えて
ください
  1. スクール・カウンセラーによる傾聴から、養護教諭や支援員、職員でコンサルティングを行い、情報を共有したり、多方面から生徒に対しての対応を検討している。
  2. 誰とどんなことについて、話したいのか、聞いてほしいのかなど、そのときの状態によって変化する生徒の要望にできるだけ応えることを重視している。

支援活動の成果を教えて
ください。
繰り返し、時間をかけておこなうことによって職員をはじめ周囲の生徒から、対象者に対する理解がなされてきた。・同情や共感のほかに、対象生徒に対して、どのように対応することが望ましいのかを少しずつわかってきた。
貴団体が行った支援活動の中で世界に広く共有したいと思うことがあれば教えてください。 震災による被害の程度は千差万別である。それと同時に、被害を受けた人の心の状態も千差万別である。数多くの方々が、震災という共通の時間と空間を経験したとしても、前述の通り人の心や思いは皆違うため、「被災者」という単一的な言葉では言い切ることができず、たいへん重く、苦しい対応だったこともある。世界に広く共有したいことは、以上である。
貴団体のメンタルヘルス支援活動の課題・問題点を教えて
ください。
潜在的に震災の影響を払拭できていない生徒と、家族が多くいると思うが、それが情報として、あるいは何らかの数字によって顕在化されていない。そのため、被災された方々の家庭環境や家族の状態までを浮き彫りにはできない。
貴団体が考える被災地域全体のメンタルヘルス支援活動の
課題・問題点を教えてください。
テレビ、雑誌などで、震災関連のことを報じるが、忘れないとか、あのとき、どうなったかなどという言葉や文字を頻繁に見かけたり耳にする。出てくる方々は教訓なり今後の対応、対策としての重要性を確かに訴えているし啓発しているため、成果としてはとても大きいと感じた。同時に、震災によって辛い思いや苦しんでいる表情、言葉も数多く見られる。3年以上が経過した現在でも、テレビや新聞、雑誌で同じものが見られる。それはこのメンタルヘルスの視点から考えると、まだ立ち直っていない方々が大勢いることにもなると思われる。震災の辛さや苦しみが完全になくなることは、風化したこととは違うし、完全になくなることは非常に難しいと思う。

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