アンケート結果

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組織・団体名 3.11こども文庫(特定非営利活動法人)
所在地 〒976-0042
福島県相馬市中村字大町32
設立年月 2011/3( NPO認証 2012/8 )
TEL/FAX 0244-26-3197/0244-26-3197
HP http://www.311bunko.com
アンケート記入日 2015/1/20

活動報告

メンタルヘルス支援活動を開始した時期を教えてください。(選択制) 発災1週間後〜1ヶ月の間
メンタルヘルス支援活動の頻度を教えてください。
(選択制)
週に3〜4回
メンタルヘルス支援活動を終了した時期を教えてください。(選択制) 現在も続けている
メンタルヘルス支援の支援対象者・活動場所について教えてください。 支援の対象としている年代(選択制) 乳幼児(0〜6歳),小学生(6〜12歳),成人(20〜64歳)
支援対象者の属性
(選択制)
幼児・児童・生徒・学生,市民・町民,自治体職員
活動場所(選択制) 応急仮設住宅,組織内及び所有施設等,小学校,その他(公共施設及び企業提供の施設)
【具体的な内容】
記載無し
メンタルヘルス支援活動に関わっているメンバーの構成を教えてください。
(選択制)
会社員,主婦・主夫,その他(元学校長の皆さん、アーティスト)
【具体的な内容】 記載無し
東日本大震災における貴団体のメンタルヘルス支援の活動地域を教えてください。(選択制) 福島:伊達市,相馬市
貴団体のメンタルヘルス支援活動について教えてください。 活動内容を教えてください 震災後、絵本や画材を募り、国内外から15,000冊もの児童書が寄せられた。震災直後の被災地の避難所に絵本や画材を届け、絵画のワークショップを実施した。その画材で子どもたちが描いた絵は300点以上になった。それらの絵は、「3.11ふくしまそうまの子どもの描くたいせつな絵展」として全国各地で展覧会を行っている。2012年9月には、念願であった「こども文庫にじ」を相馬市に設立した。また、文部科学省の委託を受け、相馬市及び伊達市を中心に、小学校で多数のワークショップを実施した。伊達市立大石小学校で「桑の実が見る夢」というアートパフォーマンスを制作し、関東でも公演した。
活動詳細(選択制) 傾聴,不穏対応,情報提供,普及啓発人材派遣,その他(アートによるワークショップ、絵本の読み聞かせ)
支援活動の特徴を教えて
ください
震災後に寄せられた絵本や画材を活用して、相馬市を中心として被災地内外の一流のアーティストや教員OB、メンタルケアの専門スタッフ等のサポートによる教育的支援、精神的ケアを進めてきた。絵を描くこと、絵本を読むこと、様々な人と接することが子どもたちの心と身体のケア、知的好奇心の涵養、学習意欲の増進につながると考え、絵本や画材の提供、読み聞かせ、アーティストと現場の教員との協働による「お絵かき教室」「版画教室」、アーティストによる各種子ども向けワークショップを実施している。
支援活動の成果を教えて
ください。
“にじ”という場で、絵本や児童書にゆっくりと、そしてじっくりと接することにより、豊かな感性と学習機会の増加につながっている。
 絵本を介して、子育て中の保護者同士の交流や世代間の交流の姿も見られ、スタッフとのコミュニケーションも図られ、新しいコミュニティづくりという方向も垣間見られる。
貴団体が行った支援活動の中で世界に広く共有したいと思うことがあれば教えてください。 災害で突然、日常を奪われた子どもたちの心のサポートは、一日も早く始めることが必要だと考える。その一方策として、体験したことを表現するお絵かきは、それ自体、心の癒しになる。絵を描くときは、同世代の子どもたちと描くので、仲間といる安心感を持つことができるし、お絵かきをサポートする大人とも話すので、心の安定につながると考えられる。また、長く続く狭い仮設住宅での生活が子どもたちを精神的に圧迫しており、のびのびとした環境で自分を出せる居場所を確保することが大切である。
貴団体のメンタルヘルス支援活動の課題・問題点を教えて
ください。
「こども文庫にじ」については、文庫運営のための経費捻出と、より子どもたちに利用される文庫を目指すことである。「3.11ふくしまそうまの子どもの描くたいせつな絵展」については、展覧会の展示場所と費用を確保することである。
貴団体が考える被災地域全体のメンタルヘルス支援活動の
課題・問題点を教えてください。
相馬では、震災後、心のケアのフォロアーチームの設置や心療内科開業により、メンタルヘルスの手当てが厚くなり、心のことを相談するのが当り前だという風潮ができたのは良かった。しかし、当地域では、心の安定と自己実現を目指す場の一つとしての活動を地道に継続していくことが課題と捉えている

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