アンケート結果

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組織・団体名 乗馬とアニマルセラピーを考える会 馬っこパークいわて
(特定非営利活動法人)
所在地 〒020-0605
岩手県滝沢市砂込389-18
設立年月 2007/3
TEL/FAX 019-688-5290/019-688-7262
HP http://umakkopark.wix.cnm/umakkoiwate
アンケート記入日 2015/1/11

活動報告

メンタルヘルス支援活動を開始した時期を教えてください。(選択制) 発災半年後〜1年の間
メンタルヘルス支援活動の頻度を教えてください。
(選択制)
月に1〜3日
メンタルヘルス支援活動を終了した時期を教えてください。(選択制) 現在も続けている
メンタルヘルス支援の支援対象者・活動場所について教えてください。 支援の対象としている年代(選択制) 乳幼児(0〜6歳),小学生(6〜12歳),高齢者(65歳以上)
支援対象者の属性
(選択制)
幼児・児童・生徒・学生,教職員,市民・町民,自治体職員
活動場所(選択制) 各種学校,児童館,その他(老人ホーム ポニー、山羊、兎を同道してのふれあい訪問)
【具体的な内容】
記載無し
メンタルヘルス支援活動に関わっているメンバーの構成を教えてください。
(選択制)
幼児・児童・生徒・学生,職員,その他(乗馬会員 ポニー馬車乗車、乗馬及び動物ふれあいの指導、補助)
【具体的な内容】 記載無し
東日本大震災における貴団体のメンタルヘルス支援の活動地域を教えてください。(選択制) 岩手:盛岡市,宮古市,大船渡市,久慈市,陸前高田市,釜石市,滝沢市,矢巾町,大槌町,山田町,岩泉町,田野畑村,普代村,洋野町
宮城:気仙沼市,南三陸町
貴団体のメンタルヘルス支援活動について教えてください。 活動内容を教えてください 岩手県及び宮城県沿岸被災地の市町村担当課を介して、希望のあった保育園、幼稚園、小学校、各種支援学校、児童館並びに老人ホームに、「被災児童等の心のケア」を目的として、ポニー、山羊、兎の小動物を同道して訪問。 ポニー馬車乗車、ポニー乗馬、エサやりとふれあいを実施し、平成23〜26年の4カ年で、延57日、29市町村、108施設を訪問、参加人数は7,127人であった。
活動詳細(選択制) レクリエーションなどのサロン活動
支援活動の特徴を教えて
ください
被災地の児童等は、生活の一変、転居・転校など精神的ダメージが大きく、仮園舎、校舎の運動場が狭小、動物と接する機会が減少する中で、動物と触れ合うこと、仲間と一緒に、馬と一体になって行動し、いのちの温もりに触れること。
支援活動の成果を教えて
ください。
訪問施設へのアンケートの中で、
  1. 小動物への労りや慈しみの心を培う優しい気持や思いやりの心が芽生えた。
  2. 一人ずつ乗馬したことでとても自信につながったし、ポニーに親しみを持つことができた。
  3. 今まで乱暴で言うことを聞かない子もきちんとルールを守って乗馬していた。
  4. その後「お馬さんの大好きな人参!」と言って給食を食べていました。
  5. 意欲低下が見られる方が積極的に馬をなでたり野菜をあげたりして、表情も明るくなった。
等々、また、大半が再訪問を望んでいた。子供達の弾ける笑顔、描いた絵などを介して、心のケアという目的にある程度通っていると評価できた。
貴団体が行った支援活動の中で世界に広く共有したいと思うことがあれば教えてください。 心や体の治療としてのアニマルセラピーの中でも、馬は触れ合うだけではなく乗ること(共に行動すること)のできる特別な動物で、それ故に効果が高いことから、ドイツでは医療保険の適応になっている。 今般の被災地への訪問や馬っこパークで毎週1回行っている心身に障害を抱えた方を対象としたセラピー乗馬の経験を通じて、被災された方々の心のケアを支援する一方法として「動物を同道してのふれあい訪問」を推進して参りたい。
貴団体のメンタルヘルス支援活動の課題・問題点を教えて
ください。
馬っこパーク・いわてはNPO法人で運営しており、その財源は馬の預託料、乗馬レッスン料、引き馬料、イベント等への移動営業、法人会費等である。ふれあい訪問にはポニー2頭、山羊3頭、兎6羽と馬車をトラックで運び、スタッフ3名が対応する。沿岸被災地までは100k超の距離があるため、早朝に厩舎作業を終えて(馬30頭を飼育している)出発、ほぼ一日の行程となる。訪問日には乗馬レッスンや他の移動営業を中止して対応し、かつ、訪問にも相当の経費が嵩むことから、自前で多くを訪問することは難しい。助成事業の拡充を望んでいる
貴団体が考える被災地域全体のメンタルヘルス支援活動の
課題・問題点を教えてください。
これまでの4年間は、訪問希望に応えるべく岩手県内沿岸被災地全域を対象として訪問をこなして来た。園内でのセラピー乗馬の経験から、真にセラピーが必要な方々への複数回の企画を一昨年、宮古市の社会福祉協議会と連携して実施することとしたが、雨天により中止してしまった。今後は、現地の専門医や福祉関係者から状況に応じた支援要請を出していただき、それに合わせた継続的な活動ができればと考えている。

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