アンケート結果

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組織・団体名 全国コミュニティライフサポートセンター(特定非営利活動法人)
所在地 〒981-0932
宮城県仙台市青葉区木町16-30シンエイビル1F
設立年月 2001/2
TEL/FAX 022-727-8730/022-727-8737
HP http://www.clc-japan.com
アンケート記入日 2015/3/3

活動報告

メンタルヘルス支援活動を開始した時期を教えてください。(選択制) 発災〜3日目の間
メンタルヘルス支援活動の頻度を教えてください。
(選択制)
ほぼ毎日
メンタルヘルス支援活動を終了した時期を教えてください。(選択制) 現在も続けている
メンタルヘルス支援の支援対象者・活動場所について教えてください。 支援の対象としている年代(選択制) 特に対象はしぼっていない(※活動場所に訪れた人全て)
支援対象者の属性
(選択制)
特に対象はしぼっていない(※活動場所に訪れた人全て)
活動場所(選択制) 避難所,応急仮設住宅,介護福祉施設
【具体的な内容】
記載無し
メンタルヘルス支援活動に関わっているメンバーの構成を教えてください。
(選択制)
保健師,社会福祉士,看護師,職員,その他(医療系・介護系の専門職(OT、PT、介護福祉士、ケアマネ等)他)
【具体的な内容】 記載無し
東日本大震災における貴団体のメンタルヘルス支援の活動地域を教えてください。(選択制) 岩手:岩手県全域
宮城:宮城県全域
福島:福島県全域
貴団体のメンタルヘルス支援活動について教えてください。 活動内容を教えてください
  1. 発災〜半年位「東北関東大震災・共同支援ネットワーク」を設立し、全国から医療・介護系の専門職ボランティアを募集し、避難所、福祉施設、病院等へ派遣した。
    その活動の中で、避難所等の運営、サロン活動、生活相談、子どもの遊び相手他を行っている。また、避難所や福祉施設への慰問活動の仲介なども実施。
  2. 発災半年以降は、共同支援ネットワークではなく、法人本体の活動として、中間支援活動を中心に。
    被災者支援活動を行う支援員に対する研修を宮城県より受託(現在も継続)。支援団体等に対するアドバイザーの派遣。
    昨年からは、岩手県からも支援員に対する研修を受託(現在も継続)。支援員の交流会の開催。
    被災者・一般住民向けの災害公営住宅等に関する情報提供・セミナーの開催。支援情報誌の発行。
活動詳細(選択制) 普及啓発,傾聴,不穏対応,人材派遣,人材育成,移送・送迎,支援者支援,コーディネート業務,研究・情報収集,情報提供,研修会・セミナー,普及啓発人材派遣,復興支援イベントの企画・実施,レクリエーションなどのサロン活動
支援活動の特徴を教えて
ください
  1. 発災から半年位(避難所が閉鎖された頃)を境に、支援の方法、内容、主体(共同団体→自法人主体)を変えている。
  2. 最初の半年は、被災現場・前線での人材の送り込み、コーディネート、サロン、小さい生活支援の積み重ね等、現場活動が中心。外部と被災現場をつなぐ業務が多かった。この時期の活動は、宮城県中心。
  3. その後は、支援者支援(中間支援活動)が主。行政や社会福祉協議会等、地元の地域団体などと協働しながらの活動が多い。
支援活動の成果を教えて
ください。
  1. 発災3日目から活動を開始したので、他の団体はおろか、行政もまだまともに動けていない段階から、支援活動を展開できたため、初期の被災支援の重要な一翼を担ったものと考えている。
  2. 看護と介護の専門職を多数派遣し、被災者の心身両面の支援、現地の疲労している行政職員や福祉施設職員のレスパイトに大きく貢献できたものと捉えている。(実際、当時の現場の方々から、表面だけではない感謝を受けた記憶がある)
  3. 中間支援については、未曾有の震災による被災者と向かい合い悩む支援者に対し、阪神淡路大震災等の支援経験者などに協力を求めながら、支援の考え方・方向性などに一つの道筋を示し、安心感とモチベーションの向上に寄与したものと考えている。(効果測定のためのアンケートなどでも、同様な結果が示されている)
貴団体が行った支援活動の中で世界に広く共有したいと思うことがあれば教えてください。 通常のボランティアのコーディネートも、もちろん重要だが、激甚災害被災の現場において、介護や看護の専門職ボランティアも、うまくコーディネートできれば、被災間もない被災者の生活環境・精神面の改善に大きく寄与すると訴えたい。
貴団体のメンタルヘルス支援活動の課題・問題点を教えて
ください。
我々に子どものメンタルを専門的見地からケアできる人材がおらず、関係団体・機関等をたどって該当する人材を派遣してもらったときには、支援を必要としていた避難所から、対象の子ども達がほとんどいなくなっていた(避難所から仮設住宅や一般住宅に移っていた)という苦い経験がある。子どものメンタルケアは、通常の看護師や介護士では難しいと感じた。
貴団体が考える被災地域全体のメンタルヘルス支援活動の
課題・問題点を教えてください。
  1. 避難所等では、精神障がい者や子どもなど、メンタル的に弱いと思われる人ほど不安定で、大声を出したり騒いだりしてしまうため、家族等が周囲の視線に耐えられず、次々と消えて(避難所から出て)いった。
    避難所から出たところで、ケアを受けられるわけではなく、むしろ存在が見えなくなるため、支援から遠ざかったものと思われる。このような弱い人たちに対して、ある程度専用というか、優先的なスペース(居場所)が確保できると良いのだが。
  2. 子どもについては、避難所でも仮設住宅でも遊べる場所が極端に制限される。大人たちの目が厳しいところでは、更につらい状況となる。子どもへの支援は重要だと思う。
  3. 避難所等では、女性目線の考え方が薄い。更衣室、洗濯した下着類を干せる場所、薄暗いままの仮設トイレ。配慮が必要。

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