活動報告

リストバンド型の活動量計などを用いた
こころとからだの健康の増進に関する研究のご案内

 東日本大震災のような大規模な災害が起こった後、人々には様々なストレス関連症状がみられることが明らかにされています。こうした被災の影響は時間経過とともに落ち着いていく傾向にあります。しかし、被災の影響として、抑うつ症状や睡眠の問題などが災害後に長期にわたり続く方もいます。したがって、東日本大震災発災から10年近く経っても、被災された方々の心身の健康状態を把握し、それらの増進に役立つ要因を明らかにすることが重要です。

 セルフモニタリングとは、自分自身の行動や感情、思考などを観察し記録することをいい、自身の心身の状態や変化への気づきを通して、健康行動の促進や不健康行動の改善などにつながることが期待されている方法です。

 私たちの研究チームでは、セルフモニタリングをより簡便かつ正確に行うために、手首に装着するだけで活動量や睡眠時間を自動で計測することができる活動量計(ムーヴバンド3 WMB-03)などの機器を利用していただき、身体面(身体活動量、睡眠など)や心理面(気分)の健康状態に改善がみられるかどうかを明らかにするための研究を実施いたします。

 

詳細は、10月に入りましてから掲載いたします。

 

注釈)画像の一部は、リストバンド型活動量計「ムーヴバンド3(WMB-03)」のHP
(http://www.watashi-move.jp/pc/wm/product/03.html) より引用

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